年金シミュレーター
30万円
10万100万
480ヶ月(40
1年45年

例: 40年 = 480ヶ月、30年 = 360ヶ月

65歳受給(標準)月額
859,872
年額: 10,318,464
基礎年金
70,608
厚生年金
789,264
受給開始年齢別 比較
繰上げ
60
653,503
月額
-24.0%
繰上げ
62
736,050
月額
-14.4%
標準
65
859,872
月額
繰下げ
67
1,004,330
月額
+16.8%
繰下げ
70
1,221,018
月額
+42.0%
繰下げ
75
1,582,165
月額
+84.0%
損益分岐点
60歳 vs 65歳81歳
70歳 vs 65歳82歳
75歳 vs 65歳87歳

※ 繰下げ受給で累計受給額が65歳開始を上回る年齢です。

※ 基礎年金は令和8年度満額(847,296円/年)を基準に計算。
※ 厚生年金は平均標準報酬月額 × 5.481/1000 × 加入月数で算出。
※ 繰上げ: 1ヶ月あたり0.4%減額、繰下げ: 1ヶ月あたり0.7%増額。
※ 実際の受給額はねんきん定期便または日本年金機構でご確認ください。

公的年金の仕組みと老後資産形成の基礎知識

公的年金制度の3階建て構造

  • 1階: 国民年金(基礎年金)— 日本に住む20〜60歳の全員が加入。満額受給には40年間の納付が必要で、令和8年度の満額は月約70,608円(年847,296円)です。
  • 2階: 厚生年金— 会社員・公務員が加入。在職中の平均標準報酬月額と加入期間に応じて受給額が決まります。国民年金に上乗せされます。
  • 3階: 企業年金・iDeCo— 企業型確定拠出年金(DC)やiDeCo(個人型確定拠出年金)など、任意で上乗せできる私的年金です。掛金が全額所得控除となる節税メリットもあります。

繰上げ・繰下げ受給の仕組み

公的年金は本来65歳から受け取れますが、60〜64歳に繰上げ受給、66〜75歳に繰下げ受給することが可能です。繰上げの場合は1ヶ月あたり0.4%減額(最大60ヶ月=24%減)、繰下げの場合は1ヶ月あたり0.7%増額(最大120ヶ月=84%増)となります。繰上げ受給は受給開始後に取り消せないため、慎重な判断が必要です。

損益分岐点の考え方

繰下げ受給の損益分岐点とは、65歳開始と比べた累計受給額が逆転する年齢です。70歳まで繰下げた場合(42%増)の損益分岐点はおよそ81〜82歳、75歳まで繰下げた場合(84%増)はおよそ86〜87歳です。平均寿命(男性81歳・女性87歳)を考慮すると、健康状態や家族歴によって判断が分かれます。

加給年金と振替加算

厚生年金の加入期間が20年以上ある方が65歳になったとき、生計を維持する配偶者(65歳未満)や子がいる場合に「加給年金」が加算されます。配偶者への加給年金額は令和8年度で年約234,800円。配偶者が65歳になると加給年金は終了し、配偶者自身の年金に「振替加算」が加わります。

年金だけで足りる?老後の資産形成

「老後2,000万円問題」で広く知られるように、公的年金だけでは老後の生活費を賄えない可能性があります。夫婦2人の場合、公的年金の平均受給額は月約22〜23万円ですが、生活費の平均は月26〜28万円程度とされています。不足分を補うために、iDeCo・NISA・つみたて投資を現役時代から計画的に積み立てることが重要です。

よくある質問

年金は本当にもらえるのですか?

現行制度上、公的年金は「賦課方式」で現役世代が納めた保険料を年金受給者に分配する仕組みです。少子高齢化により受給額は長期的に調整(マクロ経済スライド)されますが、制度が消滅することはありません。ただし、将来の受給額は現在より少なくなる可能性があるため、自助努力(iDeCo・NISA)との組み合わせが重要です。

繰下げ受給はいつまで待つべき?

健康状態・家計状況・配偶者の年齢などを総合的に考慮する必要があります。健康に自信があり、働き続けられる方は70〜75歳まで繰下げることで受給額を大幅に増やせます。一方、健康不安がある場合や家計が苦しい場合は無理に繰下げず、65歳から受給する方が安心です。加給年金の対象者は配偶者が65歳になるまで繰下げできない点にも注意が必要です。

iDeCoと年金、どちらを優先すべき?

公的年金(国民年金・厚生年金)は法律上の義務のため選択の余地はありませんが、iDeCoは任意加入です。iDeCoは掛金が全額所得控除になる強力な節税効果があるため、余裕があれば積極的に活用することをお勧めします。特に所得税率が高い方(年収500万円以上)ほど節税効果が大きくなります。ただし、iDeCoは原則60歳まで引き出しができないため、緊急資金を確保した上で加入しましょう。

国民年金のみだと将来いくら受け取れますか?

国民年金(基礎年金)の満額は令和8年度で月約70,608円(年847,296円)です。ただしこれは40年間(480ヶ月)すべて保険料を納付した場合の金額です。未納・免除期間がある場合はその分減額されます。厚生年金に加入していない自営業者・フリーランスの方は、付加年金(月400円の追加保険料で年200円×納付月数の年金増額)やiDeCoを活用して老後収入を補完することが重要です。

年金は課税対象ですか?

はい、公的年金は「雑所得」として所得税・住民税の課税対象となります。ただし、「公的年金等控除」が適用されるため、65歳以上で年金収入が158万円以下(65歳未満は108万円以下)の方は所得税がかかりません。年金から所得税が源泉徴収される場合でも、確定申告で医療費控除などを申請することで還付を受けられる場合があります。